設立主旨 〜私たちの思い〜

2006年介護保険見直しに向けて、7月30介護保険部会(厚生労働省 社会保障審議会)は「介護保険制度の見直しに関する意見」を発表しました。基本理念に①制度の「持続可能性」 ②「明るく活力ある超高齢社会」の構築 ③社会保障の統合化を掲げ、大幅な見直しを提案しています。その内容は「要支援・要介護1等の軽度認定者が増え、数年で重度化しており自立効果をあげていない。とりわけヘルパーの生活援助や過度の福祉用具の利用が利用者の自立を阻害してきた」とし、これらの軽度認定者を介護保険対象から外し、介護予防に重点を置いた新・予防給付の対象にしていくとしています。また、地域の総合相談や介護予防マネジメントを行なう地域包括支援センター・地域密着型サービスの創設や利用料を2割から3割負担への検討、通所・入所サービスの食事や居住費を保険から外し、全額自己負担とすることや支援費との統合など多岐にわたっています。年内には意見をまとめ来年の国会に上程し2006年の4月から段階的に実施していくとしています。施設入所者の食事代や居住費に関しては来年の秋に前倒しで行なっていく事も検討されています。


利用者さん、ご家族そしてとりわけ生活の最前線で向き合っているヘルパー事業者さんからは『私たちが行なってきた家事、生活援助は利用者さんの生きる意欲を支え、自立を促してきたはず。利用者さんの約半数が要支援や要介護Ⅰの軽度認定者で、中にはアパートで家にお風呂もない人もいる。介護保険対象から外されたらいったいどうなるのか、また、事業所としても経営的にもどうなるのか・・』と不安の声が寄せられています。


そこで,「介護が必要になっても住み慣れたこの甲府市で安心して暮らし続けていくには介護保険制度や、甲府市の地域ケアシステムなどどうあればいいのか考えていきたい」と利用者・ご家族,サービス事業所など有志が集まり「甲府市介護保険をよくする会」(仮称)設立に向けて準備をすすめて参りました。


利用者・家族・事業所・地域住民や賛同いただける個人、団体とともに「安心して住み続けられる街づくり」に寄与することを目的として、ここに「甲府市介護保険を良くする会」を設立するものであります。

平成16年12月4日

甲府市介護保険を良くする会